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北へ南へ、原付で母島縦断 日本で一番遠い場所:小笠原父島・母島 〜2航海12泊13日の旅:3日目〜

小笠原への旅 原付で母島縦断

2週間の休みを利用していくことにした小笠原の旅。

27時間の移動時間を経て母島に到着。何も予定を立てずにたどり着いた母島の旅です。この日は移動手段として原付を確保して、南北に細長い母島を縦断したいと思います。

 

 

旅3日目 母島2日目 

前日は早めに就寝したので5時くらいに目を覚ましました。外からは雨音が聞こえてきており、外を覗くとサーっと雨が降っていました。

早朝に海を見に散歩しようかと思いましたが断念。朝食の7時半まで部屋でゴロゴロします。

今日の朝食は洋食で、サラダ、卵、ソーセージ、ヨーグルト、スープと充実していました。島レモンを使ったマーマレードが美味しい!

 

島の北側へ

朝食後は隣のユースホステルでレンタバイクをしているそうなので、訪ねてみる事にしました。まだ空きがありレンタルすることができ、父島に戻る日の9時返却で72時間レンタルの5000円でした。ガソリンは返却時満タン返しです。

母島での相棒は少し年期の入ったこちらの原付。借りたあとまた雨が降り出したので一旦宿に避難しました。

 

生憎の曇り空で、いつ雨が降るかわからない天気ですが、原付で島の北の端にある母島北港に向かいたいと思います。

せっかくなので出発地は沖港の船待合所から出発しました。ほぼ一本道で10kmの道のりです。

うねる山道と朝に降った雨で湿った路面なので安全運転で行きます。山道だけだと本州の山奥なのか離島なのかわからない風景ですが、時折見える海や南の島の雰囲気がある植物が若干の離島感を出していました。

 

母島北港

30分ほど原付を運転して北の端の北港まできました。北港の集落はもうすでになく、少し崩壊している桟橋くらいしか残っていません。天気が曇りなのであまり綺麗に写真が撮れていませんが海は透明で綺麗で、ゴロゴロとした石の浜になっていました。

シュノーケリングの準備した方が何人かいましたが、入江で海は穏やかなため泳ぐには良いところなのかもしれないですね。トイレと東屋はありますが、シャワーや自販機はもちろんありません。携帯の電波も届いていませんでした。

 

北村小学校跡

かつての小学校跡のようですが、入り口の階段くらいしか残っているものがなく鬱蒼としていました。道の両側も昔は集落があったようですが、ジャングルのように木が生えており全く面影はありません。

 

帰りは土砂降り・・・

北港への行きは真っ直ぐ向かったので、帰りは所々寄り道して帰ろうとしたところ・・・ 急な土砂降り!!

Tenki.jpやYahooの天気では曇りだったので油断していました。小笠原の天気はほぼ当てにならないそうです。途中にトンネルがあったのでそこで雨宿りしましたが、携帯の電波は届くわけがなく、ただただ雨が降っているのを眺める時間が続きます。

幸い、20分くらい強い雨が降り続きましたが、弱まったので濡れるのを覚悟で宿に戻り着替える事にしました。(必死に戻ったため写真は撮れませんでした)

 

 

宿で仕切り直し、昼食を求めて

なんとか宿に戻りシャワーを浴びて着替えました。まだ雨が降っていたので部屋で落ち着くのを待ちます。

13時を過ぎたあたりでようやく晴れ間が見えはじめたことから、昼食を求めて集落に繰り出します。食事処はどこもやっておらず、弁当を販売しているところもしまっていたため、一番品揃えが良かった前田商店で菓子パンを購入しました。

 

ははじま丸が見える前浜の桟橋でいただきます。雨の影響で海が濁っています。母島では昼食の確保が難しいとは聞いていましたが、菓子パンやカップラーメンでも問題ないのであれば全く食料にありつけないということはありませんでした。

 

島の北側リベンジ

午前中に雨で飛ばしてしまっていたスポット巡りのリベンジです。14時にははじま丸が出港したのに合わせて北へ向かいました。

西浦あたりの開けたところではははじま丸がはっきりと見れました。新夕日ヶ丘まで行くとははじま丸はだいぶ進んでおりもう少しで島陰に隠れてしまうくらいです。

新夕日ヶ丘は少し高台にあり、西の方が開けているので夕日を見るには良さそうですが、日没後にここから集落まで帰るのかと思うと道が暗くて寂しそうです。徒歩で来るのはやめた方がいい距離ですね。

 

猪熊湾(ビッグ・ベイ)まで北にくるとははじま丸は島陰で見えませんでした。この辺りは少し開けており海を眺めることができましたが、海まで降りることはできない感じです。雨宿りしたトンネルまで進んだところで折り返して戻ります。

 

島の南へ

次は島の南側を進みます。南側は4kmくらいで都道の最南端へ着くため北側に比べて短いです。道路の南端から歩いて母島の南端近くの南崎海岸まで行くことができるのですが、この日はすでに15時になっていたことと激しいあめで山道がかなりぬかるんでいることから道の最南端まで行く事にしました。

 

旧ヘリポート

母島で星を見るならばこことお薦めされた場所です。集落からは1kmほどと夜でもなんとか歩いて行けるところですね。周りに集落などの明かりがないので晴れていれば綺麗に見えそうです。

 

御幸之浜

昭和天皇が訪れたということで名付けられた浜。展望台まで降りて行く道は雨でぐしゃぐしゃでした。靴は後で洗わないといけないですね。少し波がありますが海の透明度は高いです。

浜まで降りて行くと丸石が敷き詰められた浜でした。石の浜で波が引く際のシャワシャワシャワという独特の音が心地いいです。

 

都道最南端

もう少し南に進むと都道の最南端にたどり着きます。母島も東京都なのを忘れていました。ここには駐車場とロータリーがあり、さらに南に進む遊歩道があります。

遊歩道を南に行くと、ワイビーチや南崎海岸、小富士を訪れることができますが、小富士までは片道2時間ほどかかるので行くならば午前出発が良さそうです。

 

ゆったり夕食

母島を原付で巡ると、北から南まで行っても1日で済んでしまうくらい小さい島でした。16時過ぎには商店で買い物を済ませ、宿に戻り汗を流し、なぎさ公園で亀を見ながら夕食の時間までカメを眺めていました。ゆったりと過ごす時間が母島の魅力ですね。

 

母島2日目の夕食もバラエティに富んでいました。ソデイカの漬けはとろけるような食感で美味しかったです。星空が見れるか外に出てみましたがあいにくの曇り空でしたので諦めて早めに就寝しました。

明日は何をしようかな。