小笠原への旅 小笠原滞在最終日!
2週間の休みを利用していくことにした小笠原の旅。
長いと思われた小笠原の滞在もついに滞在最終日となりました。母島に3泊、父島に7泊と合計10泊した小笠原の旅ももう終わりです。
旅12日目 父島8日目
おはようございます。今日は日の出を見にいかず5時起きです。見に行かない日に限って空には雲がなく、キレイな朝日を見れたかもしれないという・・・ 残念。
早朝の涼しい時間にはもちろん近くの大村海岸を散策です。缶コーヒーを買いベンチで海を眺めながらいただきます。砂浜にはカメの移動したがあり昨晩も産卵のためウミガメが上陸したようですね。
このキレイな海も今日で最後と思うと寂しいです。朝にゆったりとキレイな景色を見ながら過ごす時間は、都会に戻ってしまうと得られない貴重なものですから。
大村海岸周辺をのんびりと散策。似たような像が母島にもあったような。
アカポッポも餌を探して芝生をつついてました。
青灯台まで来てみました。今日帰るおがさわら丸が準備を進めています。
青灯台には浮が設置されていて、放課後は小学生がよくここで泳いでいました。島の子供は飛び込みも泳ぎも上手でしたね。父島恒例のお見送りの飛び込みもこの岸壁から飛び込みます。
先日試しに飛び込んでみましたが、3〜4mくらいの高さがあり、見事にお腹を打ち付けました(泣)
早朝のとびうお桟橋へ
朝食まで少し時間があったのでとびうお桟橋まで来てみました。珊瑚がびっしりで小さい魚は色々見ることができましたが、大きな魚は見れなかったなぁ。
朝食の時間なので宿に戻ります。途中の佐藤商店には7時前にもかかわらずおにぎり・お弁当ののぼりが!!!
最後まで小笠原を楽しむ方が、おがさわら丸出港日の午前半日ツアーに参加することから早めに入荷しているようです。わたしが昼食難民になったのは、出港中のツアーは参加する人が少ないので弁当の入荷は少ない(ない)ためですね。
朝食
7時の朝食です。宿でいただく食事はこれが最後です。
デザートにパッションフルーツがありました。そういえば果物として食べるのは、小笠原に来て初めて食べます。食べ方を聞いていただきます。
帰りのおがさわら丸は15時なのですが、その前の14時までは部屋に滞在していいとのことでとてもありがたいです。14時に部屋に入れば送迎していただけるので、荷物は部屋に置いたまま最後まで小笠原を楽しみたいです。
大神山公園展望台へ
朝食後のまだ涼しい時間に大神山公園の展望台へ行きたいと思います。大神山公園は大村海岸の横にあるところと、集落の北側にある山の部分の2つに分かれており、今回は山の部分にある展望台へ。
大神山神社
生協から集落の方に進んでいくと、階段がそびえたっていました。
目の前で見ると結構な急勾配です。
階段上の鳥居からの景色はこんな感じです。
もう少し登ると大神山神社に到着。小さい境内でしたが朱色がキレイな建物でした。
メイン展望台
さらに登り、メイン展望台へ到着。登り始めてから15分くらいのハイキングでした。展望台からは湾と集落が一望できます。
山頂展望台
メイン展望台から少し登ると山頂展望台があります。途中洞窟みたいなところを通ることに・・・ 中は薄暗くて夜に一人では絶対に着たくない雰囲気でした。
山頂展望台にはベンチがあり、ゆっくりと景色を眺めることができそうです。メイン展望台よりは陰になって見えないところがあるので景色がいいとはいえませんでしたが、山の裏側も見ることができました。
パノラマ展望台
山頂展望台からさらに奥に進むとパノラマ展望台があります。少し突き出たところにあるため、東と西に景色がひらけています。
大村地区から奥村地区まで一望でき、おがさわら丸も隠れずに見ることができました。大神山公園の展望台の中では一番景色がいいです。
帰りは南入り口の方へ降りて行きます。下りる道もキレイな景色が待っていました。
南入り口から湾岸通りを二見港と反対方向に向かい、清瀬・大村隧道(トンネル)を通ります。戦前は道路として利用しており、戦時中は壕として利用していたもので中は日中でも明かりが少なく薄暗い感じです。
大根山公園
小笠原の旅最後に訪れたのは大根山公園です。墓地と公園になっているのですが、戦争遺構であるトーチカがあるところです。
先ほどの展望台とは反対の方向から湾を眺めます。手前に見えているコンクリートの建物がトーチカです。
この空いた窓から敵が来るか眺めていたのですね。
スタンプラリーの景品受け取り
昨日集めきったスタンプラリーの景品は小笠原世界遺産センターで引き換えができました。ピンバッジとコースター、マグネット、エコバックのセットになっていました。
昼食 ハレ(HALE)
小笠原最後の食事は気になっていたハレにしました。目の前が大通りでよく見かけていたテラス席で食事したいなと滞在中ずっと思っていました。最終日ですがようやく実現です。
注文したのはガパオライス。好きなんです。通り過ぎる観光客や生協に買い物に来る地元の方を眺めながらいただきました。
おやつ Get!
原付を返却する時間が13時。そろそろ移動手段がなくなる時間が迫ってきましたが、もう少しだけ買い物に利用します。おがさわら丸の中で食べられるようにおやつを買いにTOMATONによります。
おがさわら丸出港日に焼く島ドーナツを調達です。あっさりとしたサーターアンダギーのようなおやつです。これだけだと足りないかなと思い、島バナナケーキも購入。おがさわら丸に乗船後にゆっくりといただこうと思います。
原付を返却
6日間移動の足として活躍した原付を返却。その前にガソリンを満タンにします。ガソリン代は島価格でリッターあたり200円を超えています。ガソリン代は高いですが原付なので4リッターくらいで済みました。
原付返却後は徒歩での移動。せっかくなのでポケモンマンホールの「ポケふた」が父島には4つあるとのことで、写真を撮りに行きました。
背景が小笠原の風景になっていて、リザードンは南島、カメックスは中山峠から見る小港海岸でしょうか。
出港までは海を見ながらビール
原付を返却して現在は13時。おがさわら丸出港は15時なので滞在時間も残り2時間です。もう運転することもないのでビールをいただきます。あぁ、さいこう!
海を眺めていると同じ便で帰る観光客の方と少しお話ししながら海を眺めます。このキレイな海ともそろそろお別れです。
14時近くなったので部屋に戻り送迎の連絡が来るのを待ちます。14時少し過ぎに部屋まで声がけに来ていただいて、そのまま荷物を持って二見港まで車で送っていただきました。
乗船
二見港についたら乗船券の引き換えです。行きの芝浦港で引換券を渡されていたので失くさないか不安でしたが、きちんと持っていられました。
部屋の等級の上から順に乗船の呼び出しがあります。わたしは行きと同じく2等寝台なので後半の呼び出しです。次々と乗船する方を眺めながら呼び出しがあるまでターミナルで待ちます。
父島恒例のお見送り!!
2等寝台の呼び出しがありようやく乗船。寝台に荷物をとりあえずおいたらデッキに急いで向かいます。
父島の恒例のお見送りを見るためにデッキにはすでに人がたくさんいました。お見送りの太鼓の演奏がいよいよ最後の時が近づいていることを告げます。
乗り込み口のブリッジが外され徐々に船が陸地から離れていくと、お見送りの方から大声で「いってらっしゃい!!」の声がかけられます。
思わず、「いってきます!」と返してしまいますね。通常の旅よりも少し長い2航海分の旅でしたが、それでも旅なので滞在としてはそれほど長いものではありませんでしたが来てよかったなぁと改めて思った瞬間でした。
船が進むと周りには漁船やツアーの船がお見送りをしに海に出てきており、10隻以上の船が並走しながら「いってらっしゃい」の声をかけてくれます。少し目頭が熱くなりました。
最後は飛び込ん見送る人たちも!
湾を抜けたところまで追いかけてくれる船もありました。
おがさわら丸 早速やることがない・・・
盛大に見送っていただいた後は、今日の寝床である寝台で落ち着きます。行きと同様の2等寝台です。
サクッとシャワーを浴びた後は過ごしやすい格好に着替えて、小笠原列島に別れを告げながらビールをいただきます。無事乗船できてしまうと後は24時間何もすることがありません。もちろん携帯の電波も届かないので。
島影が見えなくなったら寝台に戻り、買っておいたおやつをいただきます。島ドーナツも美味しかったですが、しっとりしたバナナケーキが個人的にはおすすめでした。
夕食
日没が18時半ごろなので屋上デッキには夕日を見に集まっていました。雲が多いので水平線に沈む夕日は見ることができませんでしたが、旅の最後に夕日を見ることができてよかったです。
夕食を食べに4階のレストランへ。満席ではありませんでしたが賑わっていました。
この日食べたのは島塩ラーメン。行きのおがさわら丸で気になっていたメニューです。やることがなくてビールを結構飲んでいたので、さっぱりとした塩ラーメンは胃に沁みますね。
夕食後も特に何もやることがないので早めに就寝します。
旅13日目 おがさわら丸で竹芝へ
おはようございます。小笠原の旅最終日。日の出が見れればいいなと4時起きです。日の出は4時半。まだ少し時間があります。
外を覗いてみると・・・ 何も見えない。 日の出の時間になりデッキの出入りが解放されたので外に出てみても霧で何も見えません。早々に断念して2度寝します。
朝食
おはようございます(2度目)。朝食はレストランで食べてもいいのですが、せっかくの船旅。船旅といえばデッキで食べるカップラーメンですよね。カップラーメンを食べていると、周りの乗客も釣られてカップラーメンを買ってきており芋づる式にカップラメーメンの犠牲者が出来上がりました。
朝食後は湿度が高くベッタリとしたのでシャワーでさっぱりします。シャンプーとボディーソープは備え付けられており、お湯もしっかりと出るシャワーブースでした。
シャワーを出ると天候が悪くなりデッキへの出入りが禁止されていました。小笠原は梅雨が明けていましたが、本州はまだ梅雨。梅雨前線を通過するため天気が悪いようです。
おやつ 島ラムを飲みながら
特にやることもない船旅。2度寝の後は3度寝をし、10時になったのでおやつを食べます。7階のラウンジで船内で焼き上げているアップルパイを購入。
飲み物は、行きのおがさわら丸でやっていた方がいて羨ましかった、島ラムのコーラ割りをやります! 島ラムと氷入りのカップは売店で購入し、コーラは自販機で買いました。準備は万端です!
チェイサーで水を飲みながらゆっくり島ラムを楽しみました。
昼食
お昼の時間になり4階レストランへ。この旅最後の食事です。ガッツリとカツカレー。
食後は島ラムを飲んでいい感じに酔っているので、もちろん昼寝です。
東京湾へ
14時を過ぎ、竹芝への到着時間が15時なので長い船旅もあと1時間です。羽田空港が近づいてきたので船の真上を飛行機が着陸のため通ります。
遠くには海ほたるも見えてきました。
羽田空港のD滑走路から飛び立つ飛行機も見えます。
伊豆大島行きの高速船でしょうか。まだ東京湾内ですが浮いてますね。
レインボーブリッジが見えてきました。橋を越えるともうすぐ竹芝桟橋。13日間の小笠原の旅も終わりが近づいてきました。
竹芝桟橋到着
15時。予定通りに竹芝桟橋に着岸しました。
下船も等級の上の部屋に滞在している乗客から。2等寝台の番になるまでゆっくりと荷物をまとめます。順番になり下船口に向かい、搭乗券を回収Boxへ。
下船後、改めておがさわら丸を振り返ります。充実した旅でした。
旅の最後に
行きも帰りも船で24時間かかる、日本で一番遠い場所と言われる小笠原・父島母島への12泊13日の旅も無事終わりを迎えました。
とても遠い場所であったものの、あれほど孤立している島にも普通の暮らしがあることにも驚きを感じましたが、キレイな景色とのんびりとすぎる時間に癒された旅でした。
「また行きたいですか?」と聞かれると、今回後悔をなるべく残さないように過ごしてきたのでしばらくはいいかなと思いますが、まだ訪れたことのない方へはぜひ一度は訪れてくださいとお勧めするくらいいいところでした。
小笠原は、一度は訪れるべき!